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Sanseido Dictionary

のに

のに 接続助詞 の前に準体助詞 が挿入されてできたもの 。近世以降の語 〕活用語の連体形に接続する 。形容動詞型活用の場合 ,終止形に接続することもある 。接助 既定の逆接条件を表す 。意味内容の対立する二つの事柄を ,意外 不服の気持ちをこめてつなぐ 。昔は静かだった ,今は自動車の洪水だ 一生懸命勉強した ,だれもほめてくれない もうすっかり丈夫な (だ ),旅行を許してくれない また ,「というのに 」「いいのに 」の形で慣用的に用いられることもある 。正月だという ,晴れ着も作れない よせばいい ,無理するからよ 逆接的な意味がほとんどなく ,ただ二つの事柄をつらねて言い表す場合に用いられることもある 。併しお前は上品だ 肌目が細かいから ,汗なんぞをおかきではないね 人情本 春色英対暖語 終助 1 における ,前件に対する後件が省略されたもの 〕意外な結果に対する ,恨み 不服の気持ちを表す 。欲しいと言えば ,買ってあげた ああ ,せっかく学校が休みな なあ 相手の非を責め ,なじる気持ちを表す 。知りませんって言えばいい 以前からのお知り合いでいらっしゃった ねえ

 

のに

のに 連語 準体助詞 に格助詞 が付いたもの 〕…のものとして 。衣装などもこういう折 ふさわしいものではなかった …である場合に 。…している際に 。この暑い ,よく上着など着ていられるものだ この雪の降る ,ずっと歩いて来たんですって