Sanseido Dictionary
ギリシャ哲学
ギリシャ てつがく 5 4 【ギリシャ 哲学 】古代ギリシャで行われた哲学 。第一期 (紀元前六世紀 )にはターレスから始まるイオニア学派に代表される自然の根源 (アルケー )の探究がなされ ,第二期 (紀元前五世紀中頃 )では ,ソクラテスの登場とともに自然より人間へと関心が移り ,プラトン アリストテレスを中心に ,ロゴス (理性 ),アレテー (徳 )などが考察されるとともに ,存在を問う探究が深まった 。第三期 (紀元前三世紀から紀元後六世紀 )には ,ポリスの崩壊とともに世界市民としていかに魂の安らぎを得るかが ,エピクロス派 ストア派 懐疑派などにより求められた 。