一角仙人
いっかく せんにん 【一角仙人 】① インド波羅奈国にいた仙人 。鹿 (しか )から生まれ ,頭に一角があったという 。② 能の一 。五番目物 。室町時代の金春禅鳳 (こんぱるぜんぽう )作 。竜神を岩屋に封じ込めて国中を旱魃 (かんばつ )にした一角仙人が ,国王が遣わした旋陀夫人 (せんだぶにん )の色香に迷って神通力を失い ,竜神があらわれて雨を降らせるというもの 。