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万葉集

まんにょう しゅう えふ しふ 万葉集 まんようしゅう 万葉集

 

万葉集

まんよう しゅう えふ しふ 万葉集 歌集名 (別項参照 )。

 

万葉集

まんようしゅう まんえふしふ 万葉集 歌集 。二〇巻 。数次にわたって編纂されたとみられ ,大伴家持が編纂に携わったことが推定されるが ,最終的に現在の形にまとめた人物は不明 。巻一 ~一六までは基本的に雑歌 ぞうか 相聞歌 そうもんか 挽歌などの部立てによる編纂方針によって貫かれるが ,巻一七以降は年月日順で編まれ ,部立てはみられない 。成立は奈良時代末期とされる 。仁徳朝の伝承歌から淳仁朝までの和歌約四五〇〇首を収める 。作者は皇族 貴族から庶民まで広い階層にわたるが ,その中心が皇族 貴族 官人であったことは無視できない 。特に 額田王 (ぬかたのおおきみ )柿本人麻呂 山部赤人 山上憶良 おくら 大伴旅人 大伴家持などは著名 。歌体は ,短歌のほか長歌 旋頭歌 (せどうか )などを含む 。初期の集団的な歌謡から大伴家持に代表される繊細優美な歌まで ,上代歌謡の進展に伴うさまざまな歌を含む 。