中村真一郎
なかむら しんいちろう ―しんいちらう 【中村真一郎 】[1918 〜1997 ]小説家 。東京生まれ 。東大卒 。「死の影の下に 」連作など ,二〇世紀フランス文学を基調とした前衛的な小説で戦後文壇に登場 。私小説の伝統に対峙した全体小説の試みを持続する一方で ,王朝文学や江戸漢詩人などにも関心を寄せた 。小説 「空中庭園 」「四季 」,評論 「頼山陽とその時代 」など 。