Sanseido Dictionary
余り
あまり 【余り ・剰 り 】一 (名 )① 3 余ったもの 。残り 。「三人で分けると ―が出る 」「―の毛糸で手袋を編む 」割り算で ,割り切れずに残った部分 。残り 。剰余 。② 0 1 (「…のあまり 」の形で副詞的に用いる )ある事の程度がはなはだしいために別の事態を引き起こすこと 。「驚きの ―口もきけない 」「感激の ―泣き出した 」二 3 (形動 )文 ナリ ① 程度がはなはだしいさま 。並はずれているさま 。「―の寒さに震えあがった 」「―に静かなのでかえって眠れない 」「色あひ ,―なるまで匂ひて 」〈源氏物語 宿木 〉② 程度がはなはだしくひどいさま 。あんまり 。「―な仕打ちだと思いませんか 」三 0 (副 )① 程度がはなはだしいさま 。常識や予想を超えているさま 。あんまり 。「―食べると毒だよ 」② (下に打ち消しの語を伴って )程度が予想ほどではないさま 。さほど 。大して 。あんまり 。「―行きたくない 」「―良い出来ではない 」四 (接尾 )① 数量を表す語に付いて ,それより幾分多いことを表す 。「出席は一〇人 ―」② 数詞と数詞の間に入れて用いて ,あとにくる数だけ余分に加わることを表す 。「しはすの二〇日 (はつか )―ひとひの戌の時に 」〈土左日記 〉
余り
あんまり 【余 り 】〔「あまり 」の撥音添加 〕一 0 (副 ) →あまり 3 に同じ 。「―手を焼かすな 」「―好きじゃない 」二 4 (形動 ) →あまり 2 に同じ 。「―な仕打ち 」