Sanseido Dictionary
俳諧
はいかい 0 【俳諧 ・誹 諧 】〔たわむれ ,おどけ ,諧謔 (かいぎやく )の意 〕① 〔「俳諧の連歌 」の略 〕日本独自の短詩形文芸形式の一 。「座 (共同体 )」の意識のもとに成立し ,「滑稽 」を本質とする文芸 。発句 (ほつく )連句 前句付 俳文などより成る 。室町末期の山崎宗鑑 荒木田守武らによる滑稽 卑俗な作風を受け ,江戸時代に松永貞徳が出て独自なジャンルとして確立 。談林俳諧を経て松尾芭蕉の蕉風に至って文学的に高められた 。 →俳句 ② 「俳諧歌 (はいかいか )」の略 。