八島
やしま 【八島 ・屋島 】① 能の一 。二番目物 。世阿弥作 。讃岐国 (さぬきのくに )屋島の浦に立ち寄った僧が ,塩屋の主から源義経の合戦譚を聞く 。その夜 ,僧の夢に甲冑姿の義経の霊が現れ ,弓流しのことや能登守教経との奮戦などを語り ,修羅道の苦患を示す 。② 幸若 (こうわか )の曲名 。能の 「摂待 」と同話 。やしまいくさ 。③ 地歌 箏曲の曲名 。藤尾勾当作曲 。謡曲の詞章の後半に作曲したもの 。