内包
ないほう ―はう 0 【内包 】(名 )スル ① 内部にもつこと 。「危険性を ―する 」② 〘論 〙ある概念において ,その適用される事物 (外延 )が共通に有する性質 。概念に含まれる意味 内容 。例えば ,「人間 」の内包は人間を特徴づけるさまざまな性質 。さらに 「日本人 」の内包は ,これに 「日本国籍をもつ 」などが加わる 。「日本人 」は 「人間 」に対して内包を増すが ,外延は減ずる 。 ↔外延 。 〔西周 (にしあまね )「致知啓蒙 」(1874年 )に英語 comprehension の訳語として載る 。その後 ,論理学で intension や connotation の訳語として定着 〕 →概念