Sanseido Dictionary
助ける
す ける 0 2 【助 ける 】(動 カ 下一 )《文 カ下二 す く 》たすける 。手伝う 。「何 (ど )うか私しを ―けて気をつけてお呉れ 」〈谷間の姫百合 謙澄 〉「飯台ノ低イ方ニ板ヲ ―ケイ 」〈日葡辞書 〉
助ける
たす ける 3 【助ける ・扶 ける ・輔 ける 】(動 カ 下一 )《文 カ下二 たす く 》〔「助 (す )く 」に手の意の接頭語 「た 」が付いて一語化したもの 〕① 力を添えて人や動物を ,死の危険や苦痛 災難から逃れさせる 。「池に落ちた子供を ―ける 」「災害に遭った人々を ―けよう 」② (「援ける 」「左ける 」などとも書く )他人を補佐して ,事がうまく運ぶようにする 。助力する 。手伝う 。「主君を ―けてお家を再興する 」「新聞配達をして家計を ―ける 」③ ある作用を促進させる 。悪いことにはいわない 。「大根おろしは消化を ―けるそうだ 」④ (神などが人間を )庇護 (ひご )する 。「皇祖 (すめろき )の御霊 (みたま )―けて …我が御代に顕はしてあれば 」〈万葉集 4094 〉⑤ 倒れそうになるのを支える 。「左右の戸も皆よろぼひ倒れにければ ,をのこども ―けて 」〈源氏物語 蓬生 〉 →救う (補説欄 ) 慣用 芸は身を ―表記 たすける 《助 ・扶 ・輔 》「助ける 」は “危難から救う 。救助する ”の意 。「人の命を助ける 」「大根は消化を助ける 」「芸は身を助ける 」「扶ける 」は “力を貸す 。助力する ”の意 。「助ける 」とも書く 。「杖に扶けられて歩く 」「家計を扶ける 」「輔ける 」は “補佐する ”の意 。「主君を輔ける 」