Sanseido Dictionary
勧進帳
かんじん ちょう くわん ―ちやう 3 0 【勧進帳 】① 寺院の堂塔の建立などに要する金品 材料の寄付募集の趣意を記し ,巻物などにしたもの 。僧や山伏が民衆から寄付を集める時に読み聞かせる 。② 作品名 (別項参照 )。
勧進帳
かんじんちょう くわんじんちやう 【勧進帳 】歌舞伎十八番の一 。一幕 。三世並木五瓶 (ごへい )作 。四世杵屋 (きねや )六三郎作曲 。1840年 ,江戸河原崎座で七世市川団十郎が初演 。能の 「安宅 (あたか )」の歌舞伎化 。山伏姿で奥州へ落ちる源義経主従は ,安宅の関で関守富樫左衛門に見とがめられるが ,弁慶の機転と富樫の情けによって無事関を通り抜ける 。