Logo The Wordsmith Dictionary
Exact matches only Allow stemming Match all embedded
Sanseido Dictionary

十二段草子

じゅうにだん そうし じふにだん さう 十二段草子 〔室町末期 ,操り人形芝居として ,一二段に構成されて行われていたところからいう 〕古浄瑠璃 お伽草子 。作者不明 。小野お通の作といわれてきたが俗説 。奥州へ下る牛若丸は ,途中 ,三河の矢矧 (やはぎ )の長者の娘浄瑠璃姫を見初め ,一夜を契る 。のち牛若は吹上の浜で病に倒れたが ,姫の介抱で本復する 。「浄瑠璃 」が語り物の代名詞となったのは ,この物語の流行による 。浄瑠璃御前 (姫 )物語 。浄瑠璃十二段 。源氏十二段 。