Sanseido Dictionary
召人
めしうど 2 【召 人 】〔「めしひと 」の転 。「めしうと 」とも 〕① 宮中の歌会始 (うたかいはじめ )で ,歌を特に召された人 。めしびと 。② 和歌所の寄人 (よりうど )の異称 。③ 舞楽に奉仕するために召し出された人 。「このたびの神楽少しよろしうせばや ―などえらびて 」〈宇津保物語 菊の宴 〉④ 側近く仕えさせ ,寵愛 (ちようあい )する女性 。「小野の宮おとどの御 ―どもあり 」〈蜻蛉日記 中 〉⑤ (「囚人 」と書く )とらえられた人 。しゅうじん 。「大事の ―を切るべきやらん 」〈義経記 4 〉