Sanseido Dictionary
味気ない
あじきな い あぢき ― 4 【味気ない 】(形 )《文 ク あぢきな し 》〔形容詞 「あずきなし 」の転 。「味気 」は当て字 〕① →あじけない に同じ 。「―い話 」② それだけのかいがない 。つまらない 。無益だ 。「家をつくるとて宝を費し心を悩ます事は ,すぐれて ―くぞ侍る 」〈方丈記 〉③ やり切れない思いだ 。やるせない 。「見るに ―く ,一つ心なる人に向ひたる心地して 」〈狭衣物語 1 〉④ 道理にはずれていて処置なしだ 。無法でどうにもならない 。「素戔嗚尊 (すさのおのみこと )の為行 (しわざ )甚だ ―し 」〈日本書紀 神代上訓 〉
味気ない
あじけな い あぢけ ― 4 【味気ない 】(形 )《文 ク あぢけな し 》〔「あじきない 」の転 。「味気 」は当て字 〕物事に興味が感じられずつまらない 。面白みや風情がない 。あじきない 。「―い病床の日々 」「―い話だ 」派生 ―が る (動 ラ 五 [四 ])―さ (名 )