Sanseido Dictionary
喧しい
かまびすし い 5 【喧 しい ・囂 しい 】(形 )《文 シク かまびす し 》うるさい 。やかましい 。さわがしい 。「―い話し声 」「波の音常に ―しく 」〈方丈記 〉〔古くはク活用で ,鎌倉時代頃からは ,シク活用に用いられた 。「かまびすくなくひよ鳥にねぶたげもなし 」〈為忠集 〉〕派生 ―さ (名 )
喧しい
やかまし い 4 【喧 しい 】(形 )《文 シク やかま し 》〔「いや (弥 )かまし (囂 )」の転という 〕① 音や声が大きすぎて ,不快に感じられる 。さわがしい 。「―い騒音 」「子どもの泣き声が ―い 」② 世間で人々が口々に言い立てている 。「公害問題が ―く論じられる 」「世評が ―い 」③ 手加減なく相手を拘束しようとするさまである 。きびしい 。「規則が ―い 」「しつけに ―い母親 」④ 自分の趣味に固執してあれこれ言い立てるさまである 。好みがむずかしい 。「食べ物に ―い人 」⑤ 煩わしい 。面倒だ 。「九月の紋日のお世話を ―しう思召しての事 」〈浮世草子 傾城禁短気 〉派生 ―が る (動 ラ 五 [四 ])―げ (形動 )―さ (名 )