塩原多助
しおばら たすけ しほばら ―【塩原多助 】① [1743 〜1816 ]江戸時代の商人 。上州より江戸に出て薪炭商を営んで成功した 。② 人情噺の一 。三遊亭円朝作 。 ① の立志伝を脚色したもの 。上州の百姓塩原多助が ,自分を邪魔にして亡き者にしようとする養家を逃れ ,江戸に出て立身するというもの 。歌舞伎 浪曲などにも脚色 。出奔の夜の愛馬青 (あお )との別れの場は有名 。塩原多助一代記 。