Sanseido Dictionary
塩尻
しおじり しほ ―【塩尻 】塩田で ,砂を円錐形に積み上げたもの 。これに海水をくみかけては日に乾かして塩分を固着させる 。「富士の山 …,形 (なり )は ―のやうになむありける 」〈伊勢物語 9 〉〔なお ,この語については古来異説が多い 〕
塩尻
しおじり しほじり 【塩尻 】長野県中部 ,松本盆地南端にある市 。中山道の宿場町として塩尻峠下に発達 。ブドウ リンゴ ナシなどを栽培 。ワイン醸造業や精密機械工業が立地 。
塩尻
しおじり しほじり 【塩尻 】〔書名は ,巻頭で 「伊勢物語 」中の難解語 「しほじり 」を解説したのによる 〕随筆 。天野信景著 。1697年頃から1733年まで執筆 。現存一七〇巻余 。神仏 法律 文芸 自然などについて ,和漢の諸書を引証して自説を述べたもの 。