Sanseido Dictionary
多情多恨
たじょう たこん ―じやう ― 0 4 【多情多恨 】(名 形動 )文 ナリ ① 多情なだけに ,悔やまれることや恨みに思うようなこともまた多い こと (さま )。「芸術家は本来 ―だから 」〈吾輩は猫である 漱石 〉② 書名 (別項参照 )。
多情多恨
たじょうたこん たじやう ―【多情多恨 】小説 。尾崎紅葉作 。1896年 (明治29 )「読売新聞 」連載 。亡妻の面影を連綿と追い続ける主人公の心理の推移を言文一致体で描く 。近代口語文小説を世間に認めさせた作品 。