Sanseido Dictionary
大原女
おおはら め おほはら ― 0 【大原女 】 →おはらめ (大原女 )
大原女
おはら め 0 【大 原女 】① 大原の辺りから市中に黒木などを売りに来る女 。筒袖に帯を前で結び ,脛巾 (はばき )にわらじばきといういでたちで ,荷を頭の上にのせて歩く 。おおはらめ 。〔源平の争いののちに建礼門院が大原で出家したとき ,おつきの阿波内侍が始めたのを見習ったという 〕② 歌舞伎舞踊の一 。長唄 。変化物 。本名題 「奉掛色浮世図画 (かけたてまつるいろのうきよえ )」。二世瀬川如皐 (じよこう )作 。1810年江戸中村座で三世中村歌右衛門初演 。おかめの面をつけた小原女から引き抜きで毛槍を振る奴 (やつこ )に変わる 。