女房詞
にょうぼう ことば ―ばう ― 5 【女房 詞 】室町初期頃 ,御所や仙洞御所に仕える女房たちによって使用され始めた一種の隠語 。食物 衣服 日常の用具に関するものが多く ,上品で優美な言葉として ,のちには将軍家に仕える女性から町家の女性にまで広がった 。さらには一部の語彙は男性の間にまで用いられるに至ったものもある 。団子を 「いしいし 」,豆腐を 「おかべ 」,鯉を 「こもじ 」という類 。