宇陀
うだ 【宇陀 】① 奈良県東部 ,宇陀市 宇陀郡一帯の地名 。大宇陀区一帯の丘陵地帯は 「宇陀の (大 )野 」と呼ばれ ,奈良遷都以前 ,朝廷の狩猟地だった 。「けころもを時かたまけて出でましし ―の大野は思ほえむかも 」〈万葉集 191 〉② 奈良県北東部の市 。農林業が中心 。吉野葛 (くず )を特産 。大宇陀は旧城下町 ,榛原 (はいばら )は伊勢街道の宿場町として発達 。古い街並みが残り ,歴史の古い神社も多い 。