安宅丸
あたけ まる 【安宅丸 】1635年江戸幕府が向井将監に建造させた安宅船形式の最大の軍船 。和洋折衷構造の船体の外側を銅板で囲み ,二重の矢倉と二層の天守を設け ,強力な攻防力をもち ,船首を竜頭で飾る 。全長約62 メートル ,排水量1700 トン 程度で ,一〇〇挺 (ちよう )の艪 (ろ )を備え水夫は二〇〇人という巨船であったが ,戦いの機会はなく維持も困難なため1682年に解体された 。天下丸 。