安宅船
あたけ ぶね 4 【安 宅 船 ・阿 武 船 】室町末期から近世初期に建造された軍用の大船 。数十挺 (ちよう )から一〇〇挺以上の艪 (ろ )を備える 。矢倉は堅固な楯板 (たていた )で囲い ,矢 鉄砲のための矢狭間 (やざま )をあけ ,前部に大砲の装備がある 。五百石積みから二千石積みぐらいのものがあった 。1635年建造の安宅丸はその最大のもの 。あたけ 。あたかぶね 。