山菅の
やますげ の 【山 菅 の 】(枕詞 )① 山菅の実 ,および葉の乱れ茂る意から比喩的に 「実 」「乱る 」にかかる 。「―実成らぬことを我に寄そり言はれし君は誰とか寝 (ぬ )らむ 」〈万葉集 564 〉「―乱れ恋ひのみせしめつつ 」〈万葉集 2474 〉② 同音 類音を重ねて 「止 (や )まず 」「背向 (そがひ )」にかかる 。「―止まずて君を思へかも 」〈万葉集 3055 〉「―そがひに寝しく今し悔しも 」〈万葉集 3577 〉