御物

おもの 【御 物 】① 天皇 貴人の食事 。「大床子の ―などはいと遥かにおぼしめしたれば 」〈源氏物語 桐壺 〉② 副食物に対する 「飯 」を丁寧にいう語 。 ↔あわせ 。 「精米 （しらげ ）に麦の ―混ぜたり 」〈宇津保物語 藤原君 〉〔 ① ② は 「御膳 」「御飯 」とも書く 〕③ →ぎょぶつ （御物 ） に同じ 。 →おもの （佩物 ）

御物

ぎょぶつ 1 0 【御物 】天子の所有物 。おもの 。ぎょもつ 。ごもつ 。「正倉院 ―」「―本 」

御物

ぎょもつ 1 0 【御物 】 →ぎょぶつ （御物 ）

御物

ごぶつ 【御物 】 →ごもつ （御物 ）

御物

ごもつ 1 【御物 】① その人を敬って ，その持ち物をいう語 。皇室や貴人の持ち物にいう 。ぎょぶつ 。② 武家や寺家で ，主人の近くに仕えた少年 。また ，寵愛を受けた少年 。③ 「御物袋 （ごもつぶくろ ）」の略 。