Sanseido Dictionary
感ずる
かん ずる 0 【感ずる 】(動 サ 変 )《文 サ変 かん ず 》① 刺激をとらえて ,ある感覚を生ずる 。「寒いと ―ずる 」「痛みを ―ずる 」「春を ―ずる 」「無くても不便を ―じない 」② 物や事に触れて ,ある気持ちや感情を心にもつ 。心に刻み付ける 。「何かおかしいと ―ずる 」「親しみを ―ずる 」③ 強く心が動かされる 。感動する 。「意気に ―ずる 」「―ずるところがあって酒をやめた 」④ 計器などが反応を示す 。「放射能を ―ずる 」⑤ 病気に感染する 。「愛馬突然虎烈剌 (コレラ )病に ―じて 」〈花柳春話 純一郎 〉⑥ 神仏などが認めて ,そのしるしが表れる 。「多くの人民を悩ませりしに依て今其の報を ―ぜる也 」〈今昔物語集 6 〉⑦ 感心してほめる 。「平家ふなばたをたたいて ―じたり 」〈平家物語 11 〉