手の下
てのした 【手の下 】① 手の届くところ 。手の内のこと 。「あの高みへ登りますれば五町や三町は ―に見えまするが 」〈狂言 武悪 〉② たやすいこと 。たちまち 。「に 」を伴って副詞的に用いる 。「この者どもを ―に討つはいかさま鬼神か 」〈謡曲 熊坂 〉③ 腕前 。「此の武者おのれらが ―に及ぶべき物か 」〈浮世草子 新可笑記 2 〉