挿頭
かざし 【〈挿頭 〉】① 花や木の枝を折り ,髪や冠に挿したもの 。古くは ,生命力を身につける呪術 (じゆじゆつ )的な意味を持ったが ,後に形式化し ,造花を用いることが多くなった 。「わが背子が ―の萩に置く露を 」〈万葉集 2225 〉 →髻華 (うず ) ② 江戸時代の国学者富士谷成章の用いた ,国語の単語分類用語の一 。 →挿頭抄 (かざししよう )