文覚
もんがく 【文覚 】平安末 鎌倉初期の真言宗の僧 。俗名は遠藤盛遠 。北面の武士であったが ,源渡 (みなもとわたる )の妻袈裟御前 (けさごぜん )を誤って殺害したため出家 。のち罪を得て伊豆に流され ,そこで源頼朝に会い挙兵をすすめたという 。神護寺を復興し ,さらに東寺の復興を発願したが ,頼朝没後 ,佐渡に ,次いで対馬 (つしま )に流された 。生没年未詳 。