月の鼠
つきのねずみ 【月の 鼠 】〔「賓頭盧 (びんずる )説法経 」にある法話 。人が象に追われ ,木の根を伝って井戸に隠れたところが四匹の毒蛇が嚙みつこうとし ,また ,黒白二匹の鼠が木の根をかじろうとする 。象を無常に ,鼠を日月に ,毒蛇を四大 (地 水 火 風 )にたとえる 〕日月が刻々と過ぎ去っていくこと 。月日の鼠 。「―の根をかぶる 」〈太平記 27 〉