桂庵
けいあん 1 【桂 庵 ・慶 庵 】〔寛文 (1661 〜1673 )の頃の江戸の医者大和桂庵が ,奉公や縁談の世話をしたことによるという 〕① 縁談や奉公の仲介を業とする人 。口入れ屋 。けいわん 。「仕方がなしに ―へ口を探しに行き 」〈復活 魯庵 〉② お世辞 。追従 (ついしよう )。また ,世辞 追従をいう人 。「―とりどり御機嫌伺ふ折節 」〈浄瑠璃 傾城酒吞童子 〉