梁塵秘抄
りょうじんひしょう りやうぢんひせう 【梁塵秘抄 】歌謡集 。後白河法皇撰 。一二世紀後半の成立 。本来 ,今様歌謡を集めた 「梁塵秘抄 」一〇巻と院の口伝を記した 「梁塵秘抄口伝集 」一〇巻とから成っていたらしいが ,現存するのは 「秘抄 」巻一の抄出と巻二および 「口伝集 」巻一の小部分と巻一〇のみ 。歌謡は ,物尽くし ,道行風の列挙形式が多い 。