Sanseido Dictionary
歩く
あり く 【歩 く 】(動 カ 四 )① あちらこちらと移動する 。「ただ空しき風にまかせて ―く 」〈竹取物語 〉② あるく 。徒歩で行く 。「石階おりのぼりなどすれば ,―く人こうじて 」〈蜻蛉日記 中 〉③ 訪ねる 。出かける 。「よろこびに ―きなどすれば ,いとあはれにうれしき心ちす 」〈蜻蛉日記 中 〉④ (多く動詞の連用形の下に付けて )月日を送る 。動作を継続する 。「限なくかなしとのみおもひ ―くほどに 」〈大和物語 13 〉
歩く
ある く 2 【歩く 】(動 カ 五 [四 ])① 人や動物が普通の足どりで ,体を前方に移動させる 。歩行する 。あゆむ 。「駅まで ―く 」② 徒歩や乗り物で行く 。「世界の各地を ―く 」③ 経過する 。進む 。生きる 。「人生の裏街道を ―く 」④ 野球で ,打者が四死球で一塁に行く 。⑤ (多く ,他の動詞の下に付けて )…してまわる 。「製品を売り ―く 」「孫の自慢をして ―く 」〔上代 ,歩行の意では 「あゆむ 」が使われ ,「あるく 」は主に移動する意に用いられた 〕可能 あるける