気質の性
きしつ のせい 5 【気質の性 】儒学で ,人間の肉体を構成する気質に内在する本性をいう 。朱子は ,程頤 (ていい )張載 (ちようさい )の説を継承し ,人間の気質には清濁があり ,清であれば道徳的本性がそのまま顕現するが ,濁であればその本性がくらまされるので ,修養によって気質を純粋にする必要があるとした 。 →本然 (ほんぜん )の性