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Sanseido Dictionary

流石

さすが 0 流石 有繫 (先行の内容を認めながらも ,それと矛盾することをいうのに用いて )そうはいうもののやはり 。とはいうもののしかし 。離れていても ,心は通じている (以前から考えられていた内容を肯定し強調するために用いて )予想どおりに 。期待にたがわず 。本場の味だ (「さすがの …も 」の形で )定評のある 。あれほどの 。さしもの 。多く ,後に否定的な語を伴う 。の名選手も年齢には勝てない 形動ナリ 先行の内容をそのまま肯定するわけにはいかない状態を表す 。そうもいかない 。そうとばかりいえない 。あはじともいはざりける女の ,なりける (=ソウカトイッテ会ウワケデモナイ女 )がもとにいひやりける 伊勢物語 25 心憂しと思へど ,かく思し出でたるも にて (=困ッタトハイッテモ思イ出シテクレタノモウレシクテ )源氏物語 夕顔 副詞 ,サ変動詞 接続助詞 がに が熟合した さすがに から が脱落したもの 。さすがに は平安時代以後 ,上代語 しかすがに にとってかわったもので ,本来副詞であるが ,を活用語尾として形容動詞としても用いられるとともに ,を脱落することもあった 。 1 が原義であるが ,中世以降 1 の意でも用いられた 。流石 は中世以降の当て字で ,晋の孫楚の 枕流漱石 についての故事を ,さすがにうまいこじつけだとしたところからといわれる 〕しかすがに