海人

あま 【〈海人 〉・蜑 】魚介をとったり ，藻塩を焼いたりするのを業とする者 。漁師 。古くは海部 （あまべ ）に属した 。あまびと 。いさりびと 。「―の釣舟 」〈古今和歌集 羇旅 〉

海人

あま 【海人 ・《海士 》】能の一 。五番目物 。志度の浦の海女は ，竜宮に奪われた宝珠を取り返しに来た藤原不比等 （ふひと ）と契り ，子を産む 。その子房前 （ふささき ）を世継ぎにする約束で ，命と引き換えに宝珠を取り戻したという伝説を脚色 。

海人

かいじん 【海人 】海辺の人 。漁夫 。あま 。「ほだはら 数の子を売る ―までも 」〈浮世草子 西鶴織留 3 〉