Sanseido Dictionary
渋い
しぶ い 2 【渋い 】(形 )《文 ク しぶ し 》① 柿の渋のような味がする 。舌がしびれるような感じだ 。「この柿は ―くて食べられない 」「―いお茶 」「―き菓 (くだもの )」〈東大寺諷誦文稿 平安初期点 〉② 華やかでなく落ち着いた趣がある 。地味で深い味わいがある 。「―い柄の着物 」「若いに似あわず好みが ―い 」「―い喉 (のど )を聞かせる 」③ (渋柿でも食べたような )不機嫌な顔つきだ 。にがりきっている 。「痛いところをつかれて ―い顔をする 」④ けちだ 。金品を出し惜しむ 。「思ったより ―い人だ 」〔 ② ③ ④ は近世以降の用法 〕派生 ―げ (形動 )―さ (名 )―み (名 )