Sanseido Dictionary
無足
むそく 0 【無足 】(名 形動 )スル 文 ナリ 〔足 (銭 (ぜに ))のないこと 〕① 中世 ,知行地のない こと (さま )。そのような人をもいう 。「大綱 (=大キナ功績 )をば多く ,細心操 (ほそこころばせ )(=小サナ功績 )をば少しづつも宛て行ない ,―なる人一人も候はで 」〈甲陽軍鑑 品一三 〉② 江戸時代 ,禄がなく切り米 扶持米だけを支給されること 。また ,そうした下級の武士 。③ 無駄にする こと (さま )。「おみまやれば座禅が ―するによつて 」〈狂言 花子 〉「―ナ辛労ヲ致イタ 」〈日葡辞書 〉