無間の鐘
むげん のかね 【無間の鐘 】① 遠江 (とおとうみ )国 (現在の静岡県 )佐夜 (さや )の中山にあった観音寺の鐘 。これをつけばこの世では金持ちになれるが ,来世では無間地獄に落ちるという 。② 手水鉢 (ちようずばち )を ① になぞらえて打つ歌舞伎の所作事 。「広間の手水鉢で ―をつかふかとはしごをあわてゝかけおりるとたんへ 」〈安愚楽鍋 魯文 〉