然したる
さしたる 1 0 【然 したる 】(連体 )〔副詞 「然 (さ )」にサ変動詞 「する 」の連用形 「し 」,完了の助動詞 「たり 」の連体形 「たる 」の付いたものから 〕① (下に打ち消しの語を伴って )とりたてていうほどの 。それほどの 。「―困難はない 」② 心にこれときめた 。特に指定した 。「―ことなん言はんと思ふ 。今の程 ,時かはさず来 (こ )」〈宇治拾遺物語 14 〉