物の哀れ
もののあわれ ―あはれ 4 【物の哀れ 】① 平安時代の文学をとらえる上での文学理念 美的理念 。外界としての 「もの 」と感情としての 「あわれ 」とが一致する所に生じた ,調和的な情趣の世界をとらえていう 。本居宣長が指摘し ,その最高の達成が源氏物語であるとした 。② 自然 人生 芸術などに触発されて生ずる ,しみじみとした情趣や哀感 。「―を知る 」