Sanseido Dictionary
白い
しろ い 2 【白い 】(形 )《文 ク しろ し 》① 白の色である 。雪のような色である 。 ↔黒い 。 「―い雲 」「―く濁る 」② 紙や布を染めたり ,文字や絵などを書いたりしていない ,白地のままである 。「ノートの ―いページ 」「―き御厨子一よろひ 」〈紫式部日記 〉③ 潔白である 。無実である 。「―いか黒いか決着をつける 」④ 明るい 。輝いている 。「主殿寮 (とのもりよう )人数 (にんじゆ )立て ,と言ふべきを ,立ち明かし ―くせよ ,と言ひ 」〈徒然草 22 〉⑤ 素人である 。野暮だ 。「諸分け合点のゆかぬお客なれば ,―い事ども有るべし 」〈浮世草子 好色盛衰記 3 〉⑥ (「しろし (著 )」と通じて )明白だ 。はっきりしている 。「―くいはんはいかがとて歌に 」〈浮世草子 新吉原常々草 〉派生 ―げ (形動 )―さ (名 )―み (名 )
白い
はく い 2 【白い 】(形 )〔もと ,盗人 てき屋の隠語 〕(主に容貌が )良い 。美しい 。「第一 ,容貌が ―いぢやありませんか 」〈初すがた 天外 〉