Sanseido Dictionary
白拍子
しらびょうし ―びやうし 3 【白拍子 】① (「素拍子 」とも書く )雅楽の拍子の名 。笏拍子 (さくほうし )だけで歌うもの 。② 平安末期に起こった歌舞 。また ,それを業とする遊女 。最初 ,直垂 (ひたたれ )立烏帽子 (たてえぼし )に白鞘巻 (しらさやまき )の刀を差した男装で今様などを歌いつつ舞ったが ,のち殿上人 童児 遊僧なども舞うようになった 。また ,曲舞 (くせまい )を通して能楽にも影響を与え ,女舞 女猿楽 女歌舞伎に芸系を伝えた 。③ 舞妓 。芸妓 。④ 近世 ,遊女のこと 。