目覚まし

めざまし 2 【目覚 ま し 】① 目を覚ますこと 。また ，目を覚まさせるもの 。眠気覚まし 。② 子供が目覚めたときに与える菓子など 。おめざ 。③ 「目覚まし時計 」の略 。「―をかける 」

目覚ましい

めざまし い 4 【目覚 ま しい 】（形 ）《文 シク めざま し 》① 目が覚めるほどすばらしい 。目を見張るほど立派だ 。「―い活躍 」② 目が覚めるほど意外である 。あきれたことだと不快に思う 。目にあまる 。「はじめより ，われはと思あがり給へる御かたがた ，―しき者におとしめそねみたまふ 」〈源氏物語 桐壺 〉〔動詞 「めざむ 」の形容詞形 。古くは 「めさまし 」とも 。平安時代には上位の者からみて下位の者の言動をけなす場合には ② ，ほめる場合には ① というように ，善悪いずれにも用いられたが ， ② の用法は中世以降次第に衰退した 〕派生 ―さ （名 ）

目覚ましがる

めざましが る 【目覚 ま しがる 】（動 ラ 四 ）めざましく思う 。あきれたことだと思う 。「高助 ―りて 」〈今昔物語集 31 〉

目覚まし草

めざまし ぐさ 【目覚 ま し草 ・目覚草 】〔「めさましぐさ 」とも 〕① 目を覚ます手段となるもの 。目を覚ましたときに用いるもの 。「暁 （あかとき ）の ―と 」〈万葉集 3061 〉② 煙草 （タバコ ）。また ，茶 。「一ぷくついでくゆらする ―は服部の 」〈浄瑠璃 雪女五枚羽子板 〉③ オギの異名 。④ マツの異名 。

目覚まし時計

めざまし どけい 5 【目覚 ま し 《時計 》】眠っている人を起こすため ，予定の時刻にベルなどが鳴る仕組みの時計 。めざまし 。