Sanseido Dictionary
直観
ちょっかん ちよくくわん 0 【直観 】(名 )スル 〔 intuition 〕〘哲 〙推理を用いず ,直接に対象を捉えること 。一般には感性的知覚をいうが ,直接的に全体および本質をつかむ認識能力としてプラトンの 「イデアの直観 」以来 ,哲学上さまざまな形で高い位置が与えられてきた (スピノザ ,シェリング ,ベルクソンなど )。「知的 ―」「アウグスチヌスが神は不変的 ―を以て万物を ―するといひ 」〈善の研究 幾多郎 〉〔同音語の 「直感 」は感覚的に物事を瞬時にとらえることであるが ,それに対して 「直観 」は推論を用いず直接に対象をとらえ ,瞬時にその全体や本質をとらえる哲学用語として用いる 〕