Sanseido Dictionary
相撲
すまい すまひ 【〈相撲 〉】〔動詞 「争 (すま )ふ 」の連用形から 〕① 力や技を争うこと 。すもう 。和名抄 ② すもうをする人 。すまいとり 。「小熊権介惟遠と言ふ ―,息男惟成を相具して参りたり 」〈十訓抄 3 〉③ 「相撲 (すまい )の節 (せち )」の略 。「―の折り ,内 春宮のおはしませば 」〈大鏡 兼家 〉
相撲
すもう すまふ 0 【《相撲 》・〈角力 〉】① 土俵上で ,二人の者が組み合い ,相手を倒すか ,あるいは土俵外に出すことによって勝負を決める格技 。日本の国技とされる 。日本書紀によれば ,垂仁天皇の時に野見宿禰 (のみのすくね )と当麻蹴速 (たいまのけはや )が争ったのが始めとされる 。奈良 平安時代には相撲 (すまい )の節会 (せちえ )として宮中の行事となり ,江戸時代には勧進相撲が盛んとなって ,現代の大相撲に引き継がれていった 。季 秋 ② 「相撲取り 」の略 。