Sanseido Dictionary
社格
しゃかく 0 【社格 】① 神社の格式 。古く ,日本書紀の 「天社 (あまつやしろ )」「国社 (くにつやしろ )」に萌芽がみられ ,律令制度の整備につれて明確に定められた 。「延喜式神名帳 」には ,官社を官幣社と国幣社に分け ,さらにその各々を大社と小社に二分し ,その大社の中から名神 (みようじん )を定めたことが記されている 。これらはその格によって幣帛の品目 数量に格差が設けられていた 。また ,律令制の崩壊しはじめた平安後期以降 ,朝廷から特別の待遇を与えられた近畿地方の大社や ,国司の崇敬を受けた一宮 (いちのみや ),一国の総社などは一般の神社とは区別して特別に扱われた 。明治になり1871年 (明治4 )の太政官 (だじようかん )布告で ,大 中 小の官幣社 ,および別格官幣社 ,大 中 小の国幣社 ,府県社 郷社 村社 無格社に分けて位置づけたが ,1946年 (昭和21 )に廃止 。② 会社の格式 。