神霊矢口渡
しんれいやぐちのわたし 【神霊矢口渡 】人形浄瑠璃 。時代物 。福内鬼外 (平賀源内 )作 。1770年初演 。通称 「矢口渡 」。「太平記 」に取材し ,新田義興 (よしおき )の武蔵 (むさし )国矢口の渡しでの横死 ,義興の弟義岑 (よしみね )らの苦心談 ,新田神社の縁起などを脚色 。渡し守の娘お舟と義岑との悲恋を描いた四段目の 「頓兵衛内 」の場が名高い 。