Sanseido Dictionary
突っ掛け
つっかけ 0 【突っ掛け 】① 「突っ掛け草履 」の略 。② すぐさまその事をすること 。「突然上京すると ,旅装束で ―に渋谷へ飛込むで 」〈二人女房 紅葉 〉③ 歌舞伎の下座 (げざ )音楽 。武士などが勢いこんで登場するときに用いる大小鼓 笛の鳴り物 。
突っ掛け草履
つっかけ ぞうり ―ざう ― 5 【突っ掛け 《草履 》】足のつま先に無造作につっかけて草履をはくこと 。また ,その草履 。
突っ掛ける
つっか ける 4 【突っ掛ける 】(動 カ 下一 )《文 カ下二 つつか く 》〔「つきかける 」の転 〕① 履物を ,無造作にはく 。「サンダルを ―ける 」② 激しい勢いで ,ぶつかってゆく 。「激しく ―ける 」③ 相撲の仕切りで ,相手が立つ前に突きかかっていく 。「一瞬早く ―ける 」④ 一気に事をする 。「―けてたべましたに依て 」〈狂言 悪太郎 虎寛本 〉⑤ 物をかけてつり下げる 。ひっかける 。「この襦袢をそこらへ ―けておいてくれ 」〈歌舞伎 与話情浮名横櫛 〉