Sanseido Dictionary
結句
けく 【結 句 】(副 )〔「けっく 」の転 〕① とどのつまり 。あげくのはて 。「振られて ―は外聞 」〈浮世草子 傾城武道桜 〉② かえって 。「若き男は ―物怯して 」〈読本 雨月物語 菊花の約 〉
結句
けっく 【結句 】一 0 (名 )① 詩歌の最後の句 。特に ,五 七言絶句の第四句 。② 物事の終わり 。結末 。「ひしと ―をばしろしめしつつ御さたあることなれば 」〈愚管抄 4 〉二 1 (副 )① あげくのはて 。結局 。「目色顔色を吞みこんで仕舞へば大したこともなく ,―おだてに乗る質なれば 」〈大つごもり 一葉 〉② かえって 。むしろ 。「周旋して呉るのが ―めいわく千万 」〈安愚楽鍋 魯文 〉